箱モノ(会場)について考える

試合会場となる箱モノの最大収容人数は?

2016シーズンよりリーグ編成を変更したXリーグ

社会人アメフトリーグであるXリーグは、2016シーズンよりリーグ戦の対戦方式を大幅に変更しました。

『Super9』と『Battle9』という形でX1に所属する18チームを仮想的に上下2グループに分類したのです。

下記の2点が大きな狙いだったと記憶しています。

  1. 同レベルにあるチーム同士の対戦を増やすことで高レベルなゲームをファンに提供する
  2. リーグ戦時から東西の交流を増やすことでフットボール界の活性化を図る

実際に開幕週から、「ノジマ相模原ライズ vs オービックシーガルズ」 や 「富士通フロンティアーズ vs IBM BigBlue」 といった注目カードが組まれました。

その後も、同レベルのチーム間の対戦により盛り上がりを見せる試合が開催されファンを楽しませることができているのではと考えています。

この点では、Xリーグの目論見は見事に当たっています。

リーグ編成変更による観客動員への影響はあるのか

今シーズンは、どれだけ観客動員という形でファン獲得しいてはリーグに還元されているのかが気になり、観客動員数という形で記録を集計始めました。

そもそも、Xリーグの試合が一番開催される予定になっている「富士通スタジアム川崎」の最大収容可能人数はいくらなのでしょうか?

お世辞にも、大きな会場ではないので、満員になったとしてもそんなに人数は入っていないのでは?と思ってしまいますね。

ふと疑問に思ったので、今シーズンのリーグ戦が行われる試合会場のキャパシティを調べてみました。

◇会場別の収容人数

会場収容人数ゲーム数都道府県
横浜スタジアム24,0002神奈川県
キンチョウスタジアム19,9042大阪府
相模原ギオンスタジアム15,3001神奈川県
富士通スタジアム川崎3,80015神奈川県
アミノバイタルフィールド3,0001東京都
エキスポフラッシュフィールド3,0007大阪府
神戸市王子スタジアム3,0003兵庫県
フロンティア サッカーフィールド2,1001千葉県
ベイコム陸上競技場2,0001兵庫県

開催数が少ない上位3会場のみが1万人を超える収容が可能となっています。

そしてリーグ戦からのメイン会場では、5,000人にも満たない会場での開催となります。

◇メイン会場の最大収容人数

改めて、東西それぞれのメイン会場の最大収容人数は下記の通りです。

関東 『富士通スタジアム川崎』 : 3,800

関西 『エキスポフラッシュフィールド』 : 3,000

どれだけ動員をがんばったとして3000~4000人しか入れないのでは、そもそもでリーグ全体の発展が進まないと感じられます。

これではbリーグをはじめとする他のスポーツに遅れをとってしまうというのが現状ではないでしょうか。

リーグ編成を工夫して盛り上がる試合をしたとしても、観てくれる観客の絶対数が少ないと発展は見込めないですね。

アメリカのフットボールスタジアムの最大収容人数

ちなみに、アメフトの本場、アメリカのフットボールスタジアムのキャパシティTOP3はこちらです↓

会場収容人数ホームチーム
Michigan Stadium109,901ミシガン大学
Beaver Stadium106,572ペンシルバニア
KyleField102,512テキサスA&M大学

NFLでも8万人規模のスタジアムがトップレベルの中、大学が10万人を超す規模のスタジアムを持っているのはさすがとしか言いようが無いですね。

日本でいたるところに10万人規模のスタジアムはいらないですが、せめて1万人を超える会場でリーグ戦から開催し日本のアメフトを盛り上げてもらいたいと思います。

やはり、川崎スタジアム改修工事 第2期を計画・実現して今の3倍くらい観客が入るスタジアムにしてほしいですね!期待します!

コメント

  1. […] 箱モノ(会場)について考える […]

  2. […] 箱モノ(会場)について考える […]

タイトルとURLをコピーしました