2017.1.3 Rice Bowl から見るボウルゲームの観客動員数

RiceBowl

フットボール界では三が日の締めくくりは、Rice Bowlと言うのが恒例です。

このRice Bowlは、学生チャンピョンと社会人チャンピョンが日本一を決める試合であり、2016シーズンの終了と2017シーズンの幕開けを意味します。

先日も開催された2017年1月3日のRice Bowlは現地東京ドームへ観戦へ行きましたが、記念すべき70回大会と言うこともあり歴史も感じることのできるものでした。

出場チームは下記の2チーム

・学生代表 : 伝統と実力のある学生界最強 関西学院大学FIGHTERS

・社会人代表 : アメリカ人QBを擁し2016シーズン負け知らずの無敵艦隊 富士通FRONTIERS

人気も実力も非常に高い両チームの対戦と言うこともあり、当日は試合前から東京ドームの3階席が開放されみるみる内に座席が埋め尽くされていきました。

観客動員においても非常に期待のできる試合でしたがその結果がこちら、

◇第70回 Rice Bowl 観客動員数

Rice Bowl33,521人

2016シーズンの中でも圧倒的な観客動員数でした。

XリーグでみるとJapan X Bowl (JXB) だけが圧倒的でしたが、

Xリーグ 2016 JXB 観客動員数と2016シーズン振り返り
2016シーズン JXBの観客動員数です。今回はJXBの観客動員を確認しながら2016シーズンのXリーグの観客動員記録を振り返っていきたいと思います。◇2016シーズン 総観客数総観客数 (S9のみ)78,509人...

学生の試合を入れるとボウルゲームを中心に他にも観客動員数が高い試合がいくつかあります。

◇2016シーズン 観客動員数が多かった試合

Rice Bowl33,521 人関西学院 – 富士通
Japan X Bowl25,455 人富士通 – オービック
甲子園ボウル35,000 人関西学院 – 早稲田
TOKYO BOWL6,500 人慶應 – 立命館
西日本代表決定戦7,000 人関西学院 – 立命館
関西学生リーグ最終戦12,000 人関西学院 – 立命館

学生の試合でも観客数が1万人を超える規模の試合が開催されていることがわかります。

Rice Bowlに限って、過去にも遡っても観客数の推移を調べてみました。

◇歴代Rice Bowl 観客数推移 (21世紀以降)

日付シーズン観客数学生代表得点社会人代表優勝
2017.1.3702016シーズン33,521関西学院大学ファイターズ13-30富士通フロンティアーズ
2016.1.3692015シーズン31,345立命館大学パンサーズ19-22パナソニックインパルス
2015.1.3682014シーズン30,361関西学院大学ファイターズ24-33富士通フロンティアーズ
2014.1.3672013シーズン29,564関西学院大学ファイターズ16-34オービックシーガルズ
2013.1.3662012シーズン27,371関西学院大学ファイターズ15-21オービックシーガルズ
2012.1.3652011シーズン25,059関西学院大学ファイターズ28-38オービックシーガルズ
2011.1.3642010シーズン35,750立命館大学パンサーズ0-24オービックシーガルズ
2010.1.3632009シーズン関西大学カイザース16-19鹿島ディアーズ
2009.1.3622008シーズン34,655立命館大学パンサーズ17-13パナソニック電工インパルス
2008.1.3612007シーズン34,487関西学院大学ファイターズ38-52松下電工インパルス
2007.1.3602006シーズン法政大学トマホークス29-30オンワードスカイラークス
2006.1.3592005シーズン28,041法政大学トマホークス17-47オービックシーガルズ
2005.1.3582004シーズン28,000立命館大学パンサーズ7-26松下電工インパルス
2004.1.3572003シーズン27,000立命館大学パンサーズ28-16オンワードスカイラークス
2003.1.3562002シーズン25,000立命館大学パンサーズ36-13シーガルズ
2002.1.3552001シーズン26,000関西学院大学ファイターズ30-27アサヒ飲料チャレンジャーズ

2012年以降、年々観客数を増加させており、毎年非常に注目度を集めていることがわかります。とは言え、直近10年でも3万5千人を超えている回もあり、今年が過去最高だったわけではありません。

ただ、今回情報集めをしていて一番悲しかったことが2点ありました。

①過去の記録が正しく保管されている場所が無いこと

②過去の記録の信憑性が薄い事です。

2010年、2007年に開催されたRice Bowlの観客数はわからずじまいでしたし、2006年以前に関しては丼勘定丸出しで、あくまでの目安でしかなく非常に信憑性の薄いデータです。

上記に記載している学生の試合に関しては多少許される部分もあるのかなとは思いますが、社会人に関しては、個人的に勝手に特に厳しく見ています。

本来であれば、2006年以前は対象にせずグラフでは見せないのが普通ですが、今回は現状を共有するためにあえて載せることにしました。

話が少し脱線しましたが、

社会人、学生共に、1試合で3万人を超える観客を動員できるスポーツであり、アメリカンフットボールが持つポテンシャルがよく分かる記録になっていると思われます。

それは、今年たまたま起こった訳でもなく、過去を振りかっても同様なのです。

Rice Bowlだけでなく、リーグ戦の試合から毎試合この規模で開催できれば、アメフトの未来は明るい!観客としても何万人と一緒に見るからより興奮し、より楽しめる!そのための日本のアメフトの発展を願いながら締めとさせていただきます。

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