今年も、8月24日に開幕した日本社会人アメリカンフットボールリーグ Xリーグですが、開幕週から観客動員数がヤバいことになっています!
今シーズンからリーグ編成を大幅に変更し、ゲームレベルの均衡、ハイレベルな試合数の増加を目的として改革を行ったわけですが早速その効果があったのか確認していきたいと思います。
その前に、超ざっくりですが、今シーズンからのリーグ編成のおさらいです。
今シーズンからのリーグ編成
- トップ8チームからなるX1 Super
- その他12チーム(3ブロック 4チーム)からなるX1 Area
X1 Superになることのメリット
- 強豪8チームによる総当たりのリーグ戦により順位がわかりやすくなる
- ハイレベルな試合の増加で最後まで勝ち負けがわからずおもしろい試合が増える
それでは、
X1 Superの4試合、X1 Areaの6試合、計全10試合の観客動員数です。
◇2019 Xリーグ 総観客数
総観客数 | 6,432人 |
◇Super/Area別サマリー
Super | Area | |
合計 | 4,002人 | 2,430人 |
1試合平均 | 1,000人 | 405人 |
◇2019 week1 観客動員数
No | week | Date | HOME | AWAY | 会場 | 天気 | 観客 | S/A |
1 | wk1 | 8/24 (土) | パナソニックインパルス | ノジマ相模原ライズ | エキスポフラッシュフィールド | 晴れ | 881 | S |
2 | wk1 | 8/24 (土) | 富士通フロンティアーズ | IBM BigBlue | 富士通スタジアム川崎 | 晴れ | 1780 | S |
3 | wk1 | 8/25 (日) | オービックシーガルズ | オール三菱ライオンズ | 富士通スタジアム川崎 | 晴れ | 857 | S |
4 | wk1 | 8/25 (日) | エレコム神戸ファイニーズ | 東京ガスクリエイターズ | エキスポフラッシュフィールド | 曇り | 484 | S |
5 | wk1 | 8/31 (土) | 電通クラブキャタピラーズ | AFCクレーンズ | 富士通スタジアム川崎 | 晴れ | 468 | A |
6 | wk1 | 8/31 (土) | 警視庁イーグルス | ブルザイズ東京 | 富士通スタジアム川崎 | 晴れ | 418 | A |
7 | wk1 | 8/31 (土) | アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ | アズワンブラックイーグルス | 王子スタジアム | 雨 | 273 | A |
8 | wk1 | 8/31 (土) | 名古屋サイクロンズ | みらいふ福岡SUNS | 王子スタジアム | 曇り | 93 | A |
9 | wk1 | 9/1 (日) | アサヒビールシルバースター | 富士ゼロックスミネルヴァAFC | 富士通スタジアム川崎 | 曇り | 642 | A |
10 | wk1 | 9/1 (日) | LIXIL DEERS | 明治安田PentaOceanパイレーツ | 富士通スタジアム川崎 | 曇り | 536 | A |
観客数が1000人を超えた試合が 富士通 vs IBM の1試合だけという驚愕の結果となりました。
このカードは昨シーズンの決勝戦と同じ顔合わせでもあったのですが、昨シーズンの結果からは10分の1以下となっています。*決勝戦時の観客数については後述
その他の試合に至っては、900人にも満たない結果となっています。
観客動員が多く一体感のある応援が特徴のオービックシーガルズですら857人という結果だったのにはびっくりしました。
さらに、王子スタジアムで開催された名古屋サイクロンズと福岡SUNSの試合に至っては93人です。
この試合、土曜日の夜17時キックオフでしたが、会場はどちらのホームでもない神戸のスタジアムでした。
両チームとも所属がX1 Area Westなので、関西にこだわらず名古屋や福岡で試合を開催すればもっと観客数を呼ぶことができたのではと考えるのは私だけでしょうか?
会場の確保や運営、審判の派遣などで自由にいはいかないということもあるかもしれませんが、Xリーグが掲げる、日本全体のアメリカンフットボールの普及、発展という意味では一番意味のあることのように感じます。
◇ポテンシャルは2万人
ここまで観客数が少ない試合ばかりなら、「そもそもで、日本のアメフト人気ってどれくらいのものなの??」って疑問を持つかもしれないですよね。。
600~800人が当たり前で1000人超えるほうが珍しいのでは?って。
こちらの記事はXリーグの決勝戦 (Japan X Bowl : JXB) の観客動員数についてまとめた記事です。昨シーズンのみならず過去20シーズン近くのJXBの記録についてまとめています。
2018年12月17日に行われた第32回 Japan X Bowlでは、富士通 vs IBMと同じ対戦カードで25,457人の観客動員数を記録しています。
どちらも同じ日本のリーグで行われている同じアメフトの1試合です。
日本のアメフトも1試合で観客を2万人呼べるポテンシャルを持っていると私は信じています。
さすがに決勝戦は、”決勝”、”東京ドーム”というプラス要素が多くありますが、それらを除いたとしてもリーグ戦で毎試合6000~8000人は集客できると思っています。
X1 Superでは時節 week2の対戦カードは奇しくもweek1の勝者同士の試合と、敗者同士の試合という組み合わせになります。
シーズン序盤から激しい順位争いが繰り広げられることになります!
私も2試合を見てきましたが、協会の狙い通りハイレベルでおもしろい試合が増えていることを実感してきました!
試合会場で生で見たときの興奮と高揚感は別格のものがあります!
引き続き面白い試合の開催とともに観客数が少しでも増加することを祈っています!
少しでも気になった方はぜひ会場に足を運んで、試合観戦してください!アメフトの魅力にはまるはずです!
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